がっつりした漫画をがっつり読みたい気分ってことで、御大・萩尾せんせーの(せんせーつけちゃいます。)の1992年〜2001年に発表(連載)されていたという「残酷な神が支配する」文庫本で全10巻、大人買い。
15歳の少年ジェルミが母親の再婚相手(つまり義父)から性的虐待を受け続け、やがて殺意を抱き実行するが母親も一緒に死んでしまう…というあらすじだけでもヘビーです。
とにかくすごかった。(なんて貧相なボキャブラリー)
この後に、発表された「バルバラ異界」を読んだときも思ったけど、全く衰えない作品力というか。頭の中、どうなってるの〜!?と感服です。きっと生涯現役なんだろうな〜。
内容の方は、とにかくこれでもかというくらい虐待と追い詰められてく様子が描かれ続け、ああ、こうやって人って崩壊していくんだなと。
後半の再生のプロセスの描写は、なんというか漫画というより舞台みたいな感じ。観念的というか。
ちょっと後をひくので、元気なときに読むべし。
ちなみに、一番ひっかかったのは、このタイトル「残酷な神が支配する」という言葉がアイルランドの詩人W・B・イェイツの言葉ということ。
イェイツは同じ誕生日なのです。と誕生日事典で知ったけど、「誰、それ?」と思った私…。
それにしても、すごい言葉。そしてある意味、真実な気もする。
2007年05月14日
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