2008年03月28日

奥田英朗「邪魔」

「最悪」の解説に載っていた「邪魔」。

でも、なぜか文庫本を置いてる本屋がなかった。「最悪」と「ウランバーナの森」はあるのに。

で、やっと見つけて読破。とくに下巻はあっという間に読んだ。

これも、「最悪」同様、3人の登場人物の視点で物語が進んでいく。でも最初からいろいろからみあってる。

夜遊びだけでなくオヤジ狩りもやってる明日が見えない高校生裕輔。

その裕輔の高校生グループにオヤジ狩りをされそうになって、逆に怪我を負わせた刑事・九野。

夫が当直中に会社で夫放火被害にあった主婦・及川恭子。それを九野が捜査。みたいな。

九野さんがカッコいいです。7年前に交通事故で妻を亡くしたせいで、ちょっと病んでるんだけど。

恭子の保ってきた日常がどんどん壊れていく様子が、細かく描かれていて、それが妙にリアルでありそうで怖かった。



…つづき(ネタばれあり)
posted by ひま at 00:58| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |

2008年03月23日

奥田英朗「最悪」

さわやかな「DIVE!!」の後には犯罪小説。

川崎に住む3人の登場人物の日常がそれぞれ描かれていく。町工場の経営者、都市銀行の女子行員、パチプロ?チンピラ?の若い男。

それぞれの生活に、それぞれに関わっていた人物もからんできて(直接は関わらない)、この先、どうこの3人が関わっていくんだろうと読んでいったら、ものすごいシーンになった。

その後は、もう怒涛の展開。ものすごく映画的、超面白かった。

奥田さんの第2作だったそうで、いや〜面白かった。

そんな感想しか書いてないですね。私。

posted by ひま at 22:45| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |

2008年03月07日

森絵都「DIVE!!」

どんなに仕事が忙しくても、通勤途中に読む本が面白いと苦にならない。(何かが違う?)

元々、不純な動機で買った文庫本。

去年の夏、映画「バッテリー」の巧役だった林遣都くんが主演する映画の原作。

高飛び込みが題材で、最初はどちらかというと飛び込み台の上ビビッていた中学生の知希が主人公。というか祖父が天才ダイバーという飛沫や両親がオリンピック選手というサラブレッド要一(この二人は高校生)視点でも語られるので(というかそれ以外にも大勢というか)主人公はいない。でもメインはこの3人?

飛び込みに向いてないとさえ思っていた知希がある人に才能を見出され…って展開は漫画だ漫画。

小説「バッテリー」は、どうにもこうにも、ムズムズして1巻までしか読めなかったけど(一応読む気はまだある。)、どちらもスポーツ青春小説で、漫画っぽい。(ちなみに文庫版の上は「バッテリー」のあさのさんが解説書いていた。)

「バッテリー」が少女漫画(白泉社っぽい)なイメージに対して、「DIVE!!」は少年漫画、でもって少年ジャンプ。友情、努力、勝利の世界(もう一個「才能」もあるけど)。ぜひ、絵が上手い人に描いて欲しい。でもって試合のシーンは、一人が一回飛ぶのが連載一回分な勢いで。(実際は、すでに少年サンデーで連載されてる模様)

最初の頃の引きがちょっとあまり好きじゃなかったけど(この時は知る由もなかった系)、途中からは読み進むのが止まらなくなって、でも終わるのが寂しくて、読み終わって余韻にひたって、北京オリンピックが楽しみになった。(なんて単純)

あ、映画の方は、公式サイトを見る限り、飛沫役の子が要一で、要一役の子がレイジなイメージ。でもってみなさん腹筋横ワレしてマス。

予告編を見る限りは、飛び込みシーンが気持ち良さそう。

posted by ひま at 02:16| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) |
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