2008年04月22日

大山顕「団地さん」

「廃墟」とか「ダム」とか「工場」とかブームですが「団地」もブームのよう。

そういう私も、同潤会アパートは大好き(もうないけど)。香港の九龍城砦なんて鳥肌もの。(こっちは廃墟に片足突っ込んでるけどってやっぱりもうないけど)

気になる団地。

この「団地さん」は、現存する団地の写真集ではなく、展開図が載っていて、切り取って組み立てると団地のペーパーフィギュアができあがるという。これがいい!組み立てる人は保存用に2冊買わないと。

あと写真も、おそらくURの集合住宅歴史館から引用したものが多いのかレトロでグー。


著者の団地サイトはこちら
すでに見たことあった。

posted by ひま at 00:37| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |

2008年04月10日

豊島ミホ「檸檬のころ」

ずいぶん前にテレビで、この本の装丁についてやっていて(鈴木一也さん)、文庫本も同じデザインだったので買っておきながら、全然読んでなかった。

初・豊島ミホさん。私の中で瀬尾まいこさんとごっちゃになっていて、現役の先生だったか〜と思っていたら若かった。82年生まれ。

話は東北の田舎の高校(進学校)を主な舞台としたオムニバス。と思わないで読んでいたので、それぞれの話がどこかでつながっていて、お?と思いつつ読む。

私自身、田舎の高校(でも進学校ではない。ちなみに住んでるところより田舎にあった。)に単線の電車に乗って通ってたので、懐かしいようなムズムズするような。

でもってこれは、絶対「別マ」でしょう!の世界。でもって都会ではないどこかを舞台に普通の女の子を描くいくえみ綾で決まり。

(最近だと、「君に届け」の椎名軽穂もいいけど、でも主人公が実は美人&男の子はクラスで一番の人気者という設定なので却下(?))

でも、なんで女性作家の小説は漫画を思い起こしてしまうのか。きっと作者のバックボーンにあるから?豊島さん自身、漫画も描いていたそうです。

でも山田詠美の文章はそのまま文章として読める。それこそ漫画家やっていたそうなのに。あ、でもバックボーンが違うのか。



榮倉奈々主演で映画化されたのもちょっと見てみたいかも。
posted by ひま at 00:18| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |

2008年03月28日

奥田英朗「邪魔」

「最悪」の解説に載っていた「邪魔」。

でも、なぜか文庫本を置いてる本屋がなかった。「最悪」と「ウランバーナの森」はあるのに。

で、やっと見つけて読破。とくに下巻はあっという間に読んだ。

これも、「最悪」同様、3人の登場人物の視点で物語が進んでいく。でも最初からいろいろからみあってる。

夜遊びだけでなくオヤジ狩りもやってる明日が見えない高校生裕輔。

その裕輔の高校生グループにオヤジ狩りをされそうになって、逆に怪我を負わせた刑事・九野。

夫が当直中に会社で夫放火被害にあった主婦・及川恭子。それを九野が捜査。みたいな。

九野さんがカッコいいです。7年前に交通事故で妻を亡くしたせいで、ちょっと病んでるんだけど。

恭子の保ってきた日常がどんどん壊れていく様子が、細かく描かれていて、それが妙にリアルでありそうで怖かった。



…つづき(ネタばれあり)
posted by ひま at 00:58| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |

2008年03月23日

奥田英朗「最悪」

さわやかな「DIVE!!」の後には犯罪小説。

川崎に住む3人の登場人物の日常がそれぞれ描かれていく。町工場の経営者、都市銀行の女子行員、パチプロ?チンピラ?の若い男。

それぞれの生活に、それぞれに関わっていた人物もからんできて(直接は関わらない)、この先、どうこの3人が関わっていくんだろうと読んでいったら、ものすごいシーンになった。

その後は、もう怒涛の展開。ものすごく映画的、超面白かった。

奥田さんの第2作だったそうで、いや〜面白かった。

そんな感想しか書いてないですね。私。

posted by ひま at 22:45| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |

2008年03月07日

森絵都「DIVE!!」

どんなに仕事が忙しくても、通勤途中に読む本が面白いと苦にならない。(何かが違う?)

元々、不純な動機で買った文庫本。

去年の夏、映画「バッテリー」の巧役だった林遣都くんが主演する映画の原作。

高飛び込みが題材で、最初はどちらかというと飛び込み台の上ビビッていた中学生の知希が主人公。というか祖父が天才ダイバーという飛沫や両親がオリンピック選手というサラブレッド要一(この二人は高校生)視点でも語られるので(というかそれ以外にも大勢というか)主人公はいない。でもメインはこの3人?

飛び込みに向いてないとさえ思っていた知希がある人に才能を見出され…って展開は漫画だ漫画。

小説「バッテリー」は、どうにもこうにも、ムズムズして1巻までしか読めなかったけど(一応読む気はまだある。)、どちらもスポーツ青春小説で、漫画っぽい。(ちなみに文庫版の上は「バッテリー」のあさのさんが解説書いていた。)

「バッテリー」が少女漫画(白泉社っぽい)なイメージに対して、「DIVE!!」は少年漫画、でもって少年ジャンプ。友情、努力、勝利の世界(もう一個「才能」もあるけど)。ぜひ、絵が上手い人に描いて欲しい。でもって試合のシーンは、一人が一回飛ぶのが連載一回分な勢いで。(実際は、すでに少年サンデーで連載されてる模様)

最初の頃の引きがちょっとあまり好きじゃなかったけど(この時は知る由もなかった系)、途中からは読み進むのが止まらなくなって、でも終わるのが寂しくて、読み終わって余韻にひたって、北京オリンピックが楽しみになった。(なんて単純)

あ、映画の方は、公式サイトを見る限り、飛沫役の子が要一で、要一役の子がレイジなイメージ。でもってみなさん腹筋横ワレしてマス。

予告編を見る限りは、飛び込みシーンが気持ち良さそう。

posted by ひま at 02:16| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) |

2008年02月20日

重松清「熱球」

会社の人に借りた重松さん3冊「口笛吹いて」「哀愁的東京」「舞姫通信」をさくさく電車の中で読んでいたら、途中で読み終わりそうになって、電車に乗る前に買ってみた。

ちなみに借りた中からだと「哀愁的東京」が一番好き。

これは編集、フリーライターとしてやってきた重松さんならではと思える。けど、ちょっと肝心の部分がきちんと描かれていないような気もしたので、手元においておきたいかどうかだと微妙。

で、「熱球」は、高校時代に野球部で、いろんなツキが重なって甲子園まであと一歩だったという主人公が、母親の死と妻のアメリカ留学をきっかけにふるさとに娘と共に帰って来たお話。

重松節(節と書いてしまう)満載で、何箇所も涙がぶわっと出そうになった。通勤電車で読む本じゃない。

田舎のイヤなところとか(でもここで描かれた田舎のイヤなところは村社会という意味では都会の生活にもあると思われますが)、そこを出て行くことを選んだところ、帰って来たときの違和感、ズレ…シンクロするというか身につまされるところいっぱい。

30過ぎたら、重松さん読むといいよ!と言いたいような気もしたけど、でも、重松さん世代か、それに近い人がより解る話かもしれない。(育った時代背景もあるわけで)

posted by ひま at 00:45| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |

2008年02月16日

meromero park

ブログパーツ的コミュニケーションツールみたいな。

meromero park

はじめてみました。

お部屋の模様替えが楽しいのだろうか?

案外、すぐ使えるアイテムがない。(パールもなかなか増えない)

クレジットカードで買ってしまった。(1,000円分ほどだけど)

人がお金を落とす心理を実地をもって体感中。
posted by ひま at 19:10| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 日常

2008年02月01日

ジュゼッペ・トルナトーレ「題名のない子守唄」

ジュゼッペ・トルナトーレはイタリア人の映画監督で「ニューシネマパラダイス」のという冠がつくことが多い。

でも、「ニューシネマパラダイス」が公開されたのも20年くらい前だ。若い層だと知らない人も多そう。それでも映画への愛とシチリアの風景と郷愁と人生が描かれた映画は色あせない。特に日本人の中では…。

でも、それが監督にとっていいのか、悪いのか。

この「題名のない子守唄」は、あえてカテゴライズするなら「マレーナ」と同系統かも。

そのせいか飯田橋のギンレイホールで一緒にリバイバルしていた。

「マレーナ」では、第二次世界大戦中後のシチリアが舞台で、ドイツの軍人相手に娼婦をしていたマレーナが主人公だった。

この映画は、イタリアのトリエステに住む移民のイレーナが主人公。ある目的を持って(でも何なのか解らない)、ある家の家政婦として働き出す…というお話。

原題は「LA SCONOSCIUTA」英語だと「THE UNKNOWN WOMAN」。英語はちゃんと直訳です。この邦題のつけ方は、どちらかというと「ニューシネマパラダイス」的な映画を期待してる人を意識したつけ方な気がする。

内容は、バイオレンスですよ。で、ミステリー。でも、バイオレンス度が強い。暴力的なシーンが容赦ない。(「マレーナ」もそうだった。)エロもグロもがっつり。

ただ子役が可愛いので、ところどころほんわかする。(でも、その子どもに対しても、きついシーンもあるんだけど)

ちょっと謎が残ったままなのに、監督が結末を言わないでねと映画の最初にで言うので、ネット上にもがっつりした感想が少ない。

映画公式サイト
※音でます。



シチリアの景色は超綺麗。
posted by ひま at 00:13| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画

2008年01月18日

藤田宜永「転々」

と、いうことで映画「転々」の原作小説。

借金取りから逃げている大学生・文哉に、百万円やるから東京散歩につきあえという借金取りの福原というシチュエーションといくつかのエピソードは映画のままだけど(逆か)、映画にはざっくり描かれなかったエピソードと結末があった。

小説は、映画には写真でちろっとだけ出てきた恋人・美鈴の話が半分以上を占めていたかも。でも、この部分も映画化したら全く違うトーンの映画になっていたかも。

小説は小説で映画は映画でそれぞれよかった。

小説の福原は三浦友和で全然オッケーだけど、文哉はオダギリジョーじゃないかも。あ、もうちょっと若い時のオダギリジョー。

そして、どちらも東京をがっつり歩きたくなる。

posted by ひま at 23:25| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(1) |

2008年01月17日

宮部みゆき「あかんべえ」

「あやし」に続いて、宮部さんの時代小説に挑戦第2弾。

文庫本で上下巻の長編だったけど、面白かった。続きが気になったので家でも読んだ。(基本、家では読まない。電車の中の方が集中できる。)

江戸の町のはずれに両親が始めた料理屋「ふね屋」で、お化けさんと出会う少女おりんのお話。

おりんが可愛いのと、でてくるお化けが魅力的。(特に玄の介さま)

そういった意味ではファンタジーなんだけど、江戸時代とお化けという設定がぴったしで違和感なし。どちらかというとミステリー的に話は進むのでした。



まだまだ他にもある宮部さんの時代小説。もっと早く読めばよかったというのと、まだまだ楽しみがあるという期待感。

ファンタジーも読んでみようかな〜。(あ、積読もいっぱいあるんだった。)
posted by ひま at 00:33| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |
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